あご(顎)がはずれた(顎関節脱臼)

顎関節には手や足の関節のように、ある一つの回転軸を中心に動く運動(蝶番運動)だけでなく、

関節のへこみ(下顎窩)からはずれるように動く複雑な運動(滑走運動)が加わっています。

顎関節には、関節を包む袋状の組織(関節包)、外側人体と呼ばれる線維性組織および関節結節と呼ばれる

側頭骨の突出部分があり、これらにより、口を大きく開いた時、下顎の突出部分(下顎頭)が関節のへこみの部分(下顎窩)

からはずれるように動く運動が過剰にならないように制限されています。

しかし、生理的範囲を超えた外力(打撲、過開口、むちうち、損傷など)が加わると、下顎頭は

関節結節を著しく超えてしまい、元の関節のへこみに戻らなくなり、閉口が不能となります。

この様な状態を顎関節脱臼と呼びます。

自力で開口不能であれば、あわてず最寄りの歯科医院を受診してください。歯科医院で対応できなければ、

歯科口腔外科のある二次医療機関を受診してください。

症状は上記の閉口障害のほか、耳前部のへこみと、さらにその前の骨(下顎頭)の出っ張りなどが特徴です。

発音、嚥下(飲み込み)、咀嚼が困難で、無理に閉口すると顎関節部の疼痛が生じるため、とりあえずは安静に保ち、

すぐに歯科医院を受診してください。

歯科医院では、徒手的(手を使って)に整復処置を行いますが、整復困難な場合や疼痛が著しい場合は、

顎関節腔内麻酔を併用します。整復後は顎関節を安静に保ち、硬い食物の摂取や、大開口を避けるようにすることが

大切です。

また、習慣性になった場合には、チンキャップで顎外固定を行ったり、習慣性が著しい場合は手術を行ったりします。

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恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階

☎03-5489-5557

日比谷線恵比寿駅 4番出口より徒歩1分い

JR恵比寿駅 西口より徒歩3分

東急東横線代官山駅 徒歩9分

土曜・日曜も診療

平日夜20時まで

各種保険適用

1Fにauショップがございます。エレベーターで3Fまでお上り下さい。

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急に口が開かなくなった

大きなものを食べたとき、あくびをして大きく口を開けたとき、物を噛んでいる時など、

予期せず急に口が開きにくくなることがあります。この時に、耳の前方や奥に痛みを伴うこともあります。

この様な症状が出た場合には、無理やり口を開くことを避けて、かつ開閉をできるだけ少なくして、

顎の関節を安静にしてください。痛みが強い場合には、鎮痛剤を服用してください。

その上で、早い時期に歯科口腔外科を受診してください。

この様な症状は、あご(顎)の関節の構造に原因があります。

あごの関節は、関節の受け皿(関節窩)に顎関節の頭(下顎頭)がはまり込んでいます。

またその間には、クッション材(関節円板)が介在しています。大きく口を開けるときには顎関節は

前方に滑り込んでいきますが、その動きを助けるために関節円板も下顎頭に帯同して元の位置に戻れなくなり、

前方に居残ってしまうことがあります。すると、次に口を開けたときは関節の運動を補助する目的の関節円板が、

今度は下顎頭が前方障害物となってしまい、口が開かなくなるというわけです。

この原因には、噛み合わせ、噛み癖、歯ぎしり、ストレスなど、多くの要因が関連します。

関節円板が自然に元の位置に戻り口が開くようになることもありますが、繰り返すうちに元に戻らなくなり、

口が1mm程度しか開かなくなってしまうこともあります。

治療は、歯科口腔外科などの専門医に任せるべきでしょう。開かなくなった直後であれば、徒手による

関節の整復を行います。一般的にはマウスピースのよる治療や関節内注射などにより、関節円板の

整復を図ります。重症化すると関節円板に穴があいてしまい、手術が必要になります。

この様な症状の場合には、噛み合わせを含めた総合的な診断と治療が必要になりますので、早めに歯科口腔外科などの

専門医を受診しましょう。

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あご(顎)の関節が痛い(顎関節の疼痛)

朝起きた直後あるいは夕方から夜にかけて、口を大きく開けると耳の穴の前方部に

痛みを感じるようであれば、それはあご(顎)の関節の痛みの可能性があります。

痛みに合わせて口を開ける際に、その部分にガクッとした感じや、頬やこめかみの付近の筋肉痛を

自覚することもあります。口を開けるときに痛む(開口時痛)、口が開きにく(開口障害)、開くときに音がする

(関節雑音)、これらの症状を認めた場合は顎関節症の可能性があります。

開けるときの痛みは朝起きた直後、あるいは夕方から夜にかけて強く感じることが多く、

寝ている時の歯ぎしりや食べるときの噛み癖などで、顎の関節に負担が多くかかっていることが

直接的な原因です。これらの、ストレス・歯並び・かみ合わせなどの要因が、間接的に助長します。

14~17歳頃は顎関節の成長期にあたり、同様の症状を認めることがありますが、多くの場合は成長が終わるにつれて

消退します。成人でこのような症状を自覚した場合には、注意が必要です。

顎の関節は口を開く時は回転しながら前方にずれていきます。この動きをスムーズに行うための役目をしているのが

関節円板と言われる組織で、これが圧迫されたりずれたりすることで、先の3つの症状が発生します。

顎関節症が進行すると、この円板が前方に落ち込んで口がほとんど開かなくなったり、

穴があいて強い痛みを感じることがあります。さらに進むと、関節の骨の形に変形をきたすこともあります。

高齢の方で入れ歯(義歯)を使っている方は、より症状が強く出ることもあります。

このような症状があったら、痛みを我慢して口を大きく開けることはせず、口を開くのは痛くない範囲に

とどめて、なるべく安静にする必要があります。

鎮痛薬や湿布薬で痛みを軽減することもありますが、一時的なものにとどまります。

顎関節症の診断には、症状の他にエックス写真やMRIなどによる検査が必要になります。

治療は病状やかみ合わせの状態によって方法が異なって来るので、顎の関節に継続して痛みを感じるのであれば、

歯科医院の診察を受けましょう。

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あごの骨が折れた(顎骨骨折)

顎の骨が折れると、折れた骨が筋肉に引かれて移動し、上下の歯のかみ合わせができなくなります。

この状態を咬合不全とか咬合異常と言い、治療をしないで放置すると、その状態で固まってしまうか、

癒合しないでいつまでも骨が可動する状態が続きます。

足の骨が折れたたら歩けなくなってしまうのと同じで、顎骨骨折が生じると咀嚼・咬合ができなくなります。

顔を打ってかみ合わせのずれが生じた場合は、自宅療養せず、専門医を受診しましょう。

上下の歯の咬合は非常に微妙なもので、髪の毛一本分でもずれていると違和感が生じます。

咬合についての専門的知識を有する歯科医師、または口腔外科専門医のところで治療を受ける必要があります。

顎骨には上顎骨、下顎骨がありますが、顎骨骨折はそのどちらにも発生します。

また、歯の生えている部分の骨折(歯槽骨骨折)と顔の形態を作っている部分の骨折(骨体骨折)とに分類されます。

歯槽骨骨折は上顎前歯部に、骨体骨折は下顎の前歯部、犬歯部、下顎角部、関節突起部に発生します。

一般に歯槽骨骨折の方が重症度は低く、前歯数本の範囲の骨折なら、開業歯科医院の診療所で治療可能な場合もあります。

この骨折の場合は歯の脱臼や脱落をともなうことが多いので、早めの処置が必要です。

治療は折れた部分の骨を元に戻し(徒手整復)、歯列矯正用の装置や金属線によって折れていない部分に

維持をもとめ固定します。骨体骨折では、入院下での治療が必要です。折れた骨の偏位が少ない場合には

上下の歯列に固定装置を付け、はじめはゴムで牽引し、咬合関係が修復されたら、その後4~6週間の顎間固定を

行います。偏位が大きい場合や、2ヶ所以上での骨折、粉砕骨折、また時間が経過して変形治癒したものでは、

全身麻酔下での観血的整復固定術が行われます。

最近ではほとんどの施設で、口内法で金属ミニプレートや吸収性プレートによる固定が行われており、

術後早期から咀嚼が可能ですし、また顔面皮膚に切開線が残ることもありません。

上顎骨折では、頬骨や頭蓋底骨折などの重傷な副損傷を合併していることがあり、眼球運動障害や意識障害、

また髄液漏などの症状があれば、脳神経外科的治療が優先される場合があります。

受傷時の応急処置は、出血に対して圧迫止血をすることが重要で、また病院までの移動時には、頭から下顎までを

包帯やタオルで巻いて固定し、疼痛を軽減するように工夫する必要があります。

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顎関節症の原因

昔は「咬みあわせの悪さ」が原因と考えられていました。

今でも「咬み合わせが悪いと顎関節症を初めとして、全身にも色々な不都合が起こる」という意見も

インターネットにはたくさんあります。しかしもしそれが事実なら、歯科医療事情がまだ整っていない

発展途上国には顎関節症患者があふれているはずですが、国際学会に出席してもそのような話しを聞くことは

ありません。では何が原因なのでしょうか。

実は原因を一つに絞ることができないというべきなのです。顎関節症の原因として現在世界的に

認められている考え方は「多因子病因説」といいます。関節や筋に負担のかかる要因は色々あります。

そのような要因がタイミングよくいくつも集まって負担が大きくなり、その人の持っている耐久力を

超えると症状がでるという考え方です。

そのような要因には色々なものがあります。

✿原因となる寄与因子

1.解剖要因:顎関節や顎の筋肉の構造的弱さ

2.咬合要因:不良なかみ合わせ関係

3.精神的要因:精神的緊張の持続、不安な気持ちの持続、気分の落ち込み感覚の持続

4.外傷要因:かみちがい、打撲、転倒、交通外傷

5.行動要因

1)日常的な習癖

歯列接触癖(TCH)、頬杖、受話器の肩ばさみ、携帯電話やスマホの長時間操作、下顎を前方に突き出す癖、

爪かみ、筆記具かみ、うつぶせ読書

2)食事

硬個物咀嚼、ガムかみ、片側でのかみ癖

3)睡眠

はぎしり、睡眠不足、高い枕や固い枕の使用、就寝時の姿勢(うつぶせ寝)、手枕や腕枕

4)スポーツ

コンタクトスポーツ、球技スポーツ、ウインタースポーツ、スキューバダイビング

5)音楽

楽器演奏(特に吹奏楽器)、歌唱(声楽、カラオケ)、発声練習(演劇など)

6)社会生活

緊張が持続する仕事、コンピューター作業、精密作業、重量物運搬、人間関係での緊張

このような要因の一つ一つは大きなリスクとは言えないので、それぞれを症状に対する「寄与因子」と

言います。一つ一つは小さな要因ですが、このような寄与因子が多数集まることによって、

症状を起こすほどの原因となるわけです。

その人が持っている顎関節や顎を動かす筋肉の構造的弱さがあります。

この構造が頑丈であればいろいろな負担に耐えられるでしょうが、弱い場合には症状が出やすくなるでしょう。

「かみ合わせの悪さ」も寄与因子の一つではありますが、この寄与因子だけで症状を起こすケースは

ごくまれであるといえます。さらに症状が起きるきっかけとなる外傷があります。

転倒して下顎をぶつけて顎関節を傷つけ、それがきっかけとなって顎関節症が始まることがあります。

それ以外にも精神的要因としては、例えば不安の持続による筋肉の緊張持続から痛みが生じたり、

顎関節を傷つける場合もあります。さらに、とりわけ多彩な要因として行動学的要因があります。

この要因は生活や仕事など、日常生活の様々な面で現れるもので、患者さんによって持っている因子が

まちまちです。

治療しようとする時にその患者さんの全ての寄与因子を特定することができるなら、それらの寄与因子を

できるだけ除いて行くことで、原因に対する治療を進めることができるのですが、全ての寄与因子を

見つけることは非常に困難です。また見つけることができたとしても、除くことができない寄与因子も

あります。

例えば顎関節の構造がいかにもひ弱だと思われても、それを大きく頑丈にすることはできません。

外傷についても、あらかじめ予測することは無理ですから、この寄与因子も除去することは困難です。

そういった寄与因子のうち、特に行動学的寄与因子の中で、最近見つかった重要な寄与因子があります。

それは必要がない時にも上下の歯を接触させている(かみ合わせている)歯列接触癖です。

普通、口を閉じていても上下の歯はかんでいないのですが、顎関節症患者さんの8割近くの方たちが

口を閉じているときに上下の歯もかんでいるという癖をお持ちでした。この癖があると顎関節や

筋肉にも持続的な負担をかけることから、顎関節症を引き起こしやすくなることが分かってきました。

しかもこの癖を治すと、大部分の患者さんの症状が改善することも明らかになりました。

つまり、この癖が数ある寄与因子の中で最大の要因になっていることが分かったのです。

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