学齢期のむし歯の発症

生えて間もない永久歯は「幼若永久歯」と呼ばれ、成人のそれとは異なる特徴をもっています。

物理化学的には、歯を構成する結晶がまだ小さく、有機物質を多く含んでいますので

硬度は低く、またエナメル質も酸に対する抵抗性が低いのが特徴です。

一方、形態的には、まだ象牙質が薄く、歯根も未完成で歯髄腔が大きいために、一度むし歯になると

刺激が歯髄に伝わりやすく、進行が速いという特徴を持っています。

この時期のむし歯の特徴としては、歯が生えたあとにむし歯に罹患する傾向があります。

特に「第一大臼歯」は深い溝を有するため、食物残渣(食べかす)が残りやすく、プラークによって

産生された酸によって歯質の脱灰(歯のカルシウム成分が溶け出ること)が起こり、その部は

初期齲蝕と呼ばれ、白斑が見られるようになります。

さらに脱灰が進むと、この白斑部に有機質や着色物質が沈着することによって次第に褐色になり、

肉眼でも確認できる、いわゆるむし歯になってきます。

また幼若永久歯は歯質が未熟なことから、むし歯が同時に多発することも珍しくはありません。

予防としては、食生活の改善と歯みがきは当然のことながら、臼歯部においては、むし歯になりやすい

溝を埋めるフィシャーシーラントはむし歯になりやすい臼歯部の小窩裂溝を一時的に塡塞材によって封鎖し、

齲蝕誘発性の口腔環境から遮断することによってむし歯を予防、抑制することです。

材料として歯科用レジンセメントがよく用いられています。

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恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階

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歯肉からの出血

歯肉からの出血は、歯垢(プラーク)が原因の歯肉炎があります。

歯と歯の間の歯肉や歯と歯肉の境目の歯肉の炎症が進むと出血が見られます。この場合は不潔が原因ですので

歯みがきをしっかりするようにします。

また、乳歯が生えてくるときに歯肉に炎症(萌出性歯肉炎)が起き、出血が見られることもあります。

口の中全体の歯ぐきからの出血や口内炎は、歯・口以外の全身にかかわる病気が原因で起こる場合が

多いので、早めに歯科医師の受信が必要です。

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歯肉(歯ぐき)が痛い・腫れた(幼児期)

幼児期において、歯肉の痛みや腫れの主な原因は、むし歯の進行に伴うものです。

むし歯が進むと、硬い歯が軟らかくなって穴が開き、感染が神経にまで進みます。歯髄が腐敗して

歯の根の先から出て、根の周囲の組織が感染して炎症を起こします。

歯の周りの骨の炎症によって吸収され歯肉の下に膿がたまります。

慢性に経過しますが、身体の抵抗力が落ちたり炎症が急性に進むと歯肉が腫れ、膿がたまります。

急性に進むときには痛みをともない発熱することもあります。

他の原因に、乳歯が生える際に歯肉が腫れることもがあります。

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歯が抜けた

▽乳歯から永久歯への生え換わり

乳歯が永久歯と交換する時期は個人によってかなりの差があり、通常は下の前歯から生え換わります。

時期は早い場合には5歳頃から、遅いと7歳頃から生え換わり始める場合もあります。

奥歯は8歳頃から12歳頃にかけて永久歯と交換するために、乳歯が抜け落ちます。

抜けた後には、永久歯が間もなく生えてきます。

抜ける前はぐらぐらした違和感を訴えるので、周囲の人が気づくことが多いでしょう。

▽習癖や事故と全身的な病気

乳歯が通常生え換わる時期より早く抜ける場合は、原因として局所的なものと全身の病気によるものと

大きく2つに分けられます。

局所的な原因の多くは、習癖です。例えば、指しゃぶりが習癖化して長時間続くと、指の力が

前歯にかかり交換の時期より少し早く抜けることがあります。

このような場合は、永久歯が生えてくるまでに少し時間がかかります。

小さな輪ゴムを噛んで遊んでいて、乳前歯にすっぽりと入り、歯と歯茎の間にくい込んで歯が抜けて

しまった事故例もあります。

全身の病気では、低ホスファターゼ症、無タカラーゼ血症などでは、歯肉にも病気が発症して

早期に乳歯が抜け落ちてしまいます。

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歯が折れた

幼児期には、転倒、落下、顔面強打などの事故によって、歯冠(歯の外から見える部分)や

歯根(歯の骨に埋まった根の部分)が破折する場合があります。

乳歯の歯冠破折では、破折面に歯髄が露出していなければ破折部分を歯科用レジンなどで元の形に

修復します。

破折面の歯髄が露出して血液などが見られる場合には、できるだけ早く処置する必要があります。

露出部の位置や大きさによって、歯髄の一部または全部を除去して薬を詰め、経過が良ければ破折部を

修復します。

破折時から日数が経過している場合には、歯髄が感染して根の治療や抜歯になることがあります。

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