▼乳幼児期
乳児期に乳前歯が生え始めたら、授乳後に清潔なガーゼで乳かすなどの汚れを拭き取ることから、
子どもの口腔衛生に関心をもちましょう。その後、上下乳前歯が生えてきたら、歯ブラシで優しく歯肉に傷を
つけないように歯みがきしてあげ、子どもが歯ブラシに慣れることに主眼を置いて下さい。
その後、1歳6ヶ月ほどになりますと乳臼歯が生え始めます。それからは、小さなかわいい歯ブラシで
子どもが自ら歯みがきをするムードを作り、歯みがきをしたらおおいに褒めてあげ、最後に、
仕上げ磨きをしてあげましょう。
▼幼児期
よく目、耳にすることに、子どもには寝る前には「ちゃんと歯みがきをしよう」と注意しながら、
両親は歯みがきをしない。では、子どもは歯みがきを嫌いになってしまいます。
3歳くらいになりますと、自我が確立し、社会性も芽生えてきます。歯みがきは楽しく、大事な歯にとって、
とても大切であることがわかってきます。
また、乳歯20本が完全に生えており、むし歯のリスクが高くなっています。
食事の後、間食の後には歯ブラシをする習慣ができていることが望ましいです。
しかし、子どもによる歯みがきでは、むし歯の原因となるプラークを完全に除去することは不可能ですので、
寝る前は親御さんによる「仕上げみがき」をしてあげましょう。
ここで大事なことは、親御さんも一緒になって歯みがきをすることです。
4~5歳になったら、デンタルフロスで歯と歯の間も綺麗にしてあげましょう。
▼学齢期
6歳くらいになりますと、歯みがきが習慣化されている子どもとされていない子どもの口腔内は明らかに異なります。
習慣化されている子どもでも社会生活が複雑になり、歯みがきの励行がおろそかになることがありますが、
物事を論理的に考えられるようになり、歯の重要性、むし歯の怖さ、歯肉炎の怖さを説明し、さらに歯みがき行動を
強化しましょう。この時期から永久歯が生え始め、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期になります。
永久歯は生えたばかりで歯質が弱く、エナメル質の構造が未成熟なむし歯になりやすい状態であり、
さらに第一大臼歯の形態は複雑であり、プラークがたまりやすい状態になっています。
歯みがきが習慣化された子どもでも、第二乳臼歯までしか歯ブラシの先端が届いてないこともあり、
第一大臼歯だけが汚れている子どもを見ることがあります。
この時期は、第一大臼歯の「仕上げみがき」を寝る前に行ってあげると効果があります。
染め出し液を用いると、第一大臼歯をきれいにすることがいかに難しいかが理解でき、仕上げ磨きの価値がわかります。
習慣化されていない子どもには、歯みがきをしっかりしないとむし歯、歯肉炎、不正咬合の原因となることを
説明することが大事です。
他人との関わりに関心が出始めますので、歯みがきをしないと口が臭く、他人から嫌われるという指摘は、
学齢期以降の歯みがきの行動の強い動機づけとなり、子どもの健康を守るうえで支援となります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-1-10若葉西ビル3階
☎03-5489-5557
日比谷線恵比寿駅 4番出口より徒歩1分
JR恵比寿駅 西口より徒歩3分
東急東横線代官山駅 徒歩9分
土曜・日曜も診療
平日夜20時まで
各種保険適用
1Fにauショップがございます。エレベーターで3Fまでお上り下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・