フッ化物配合歯磨剤の安全性

フッ化物配合歯磨剤の安全性は、洗口や吐き出しのできない年齢層の口腔内残留フッ化物量が問題となります。

ある研究によると、1~4歳児ではブラッシング後、49%が口をすすがず、また、すすいでも吐き出しができるのは

2.5歳未満児で5%、2.5~4歳児で32%でした。すなわち4歳以下では、使用した歯磨剤のほとんどを飲み込んでいると

みることができます。一方、歯のフッ素症の発現リスクは、6歳以下の幼小児期に集中し、特に、審美的に問題とされる

上顎中切歯が歯のフッ素症にかかる臨界期は1~3歳であるので、低年齢児によるフッ化物配合歯磨剤の使用が

「歯のフッ素症のリスク・ファクター」としての意義が議論されます。

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恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階

☎03-5489-5557

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平日夜20時まで

各種保険適用

1Fにauショップがございます。エレベーターで3Fまでお上り下さい。

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フッ化物配合歯磨剤の効果的な利用法

ブラッシングやブラッシング後の習慣に関する研究から、フッ化物配合歯磨剤の効果的な利用法として、(1)ブラッシングの

回数を1日2回以上異様すると有意に歯垢中のフッ化物濃度の上昇がみられること、(2)継続的に使用すること、

(3)ブラッシングの実施時間は就寝時が効果的であること、(4)使用する歯磨剤の量を0.5g以上とすること、

(5)ブラッシング後の洗口回数を少なくすること、(6)ブラッシングの直後の飲食を避ける事、などが挙げられています。

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フッ化物配合歯磨剤の有効性

フッ化物配合歯磨剤のむし歯予防のメカニズムは、エナメル質、特に初期むし歯病巣へのフッ化物沈着による再石灰化の促進と、

歯垢中へのフッ化物の蓄積です。歯垢中のフッ化物は、抗菌作用の他に、フッ化物の蓄えとして機能し、むし歯侵襲時に

脱灰と抑制とともに再石灰化の促進に寄与します。

フッ化物配合歯磨剤の有効性に関する研究については、1945年以降多数の研究が行われています。

わが国の主な調査によると、う蝕抑制率は効果なしの0%~40%までと広範囲にわたり、個々の研究は、配合フッ化物の種類、

研究期間、対象者を管理下に置くかどうか、対象者の年齢などと背景が異なりますが、フッ化物を含まない歯磨剤との比較研究で、

研究の約半数が統計学的に有意差が得られなかったのです。このことを踏まえると、全体としてむし歯の予防効果は20%程度と

みるのが妥当なようです。しかし、成人から高齢者にかけて歯周病などによって歯肉の退縮がおこり、治療困難な歯根面むし歯が

多発してきますが、この歯根面むし歯の抑制に効果的であるという研究もあり、有望であると考えてよいでしょう。

水道水フロリデーションが実施されていない、フッ化物錠剤もない、フッ化物洗口もできないので、フッ化物配合歯磨剤は、

低年齢児が日常的に利用できる唯一のフッ化物供給源になります。

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フッ化物配合歯磨剤

ブラッシングが習慣として定まっている人々にとって、フッ化物配合歯磨剤は有用なフッ化物の供給源で、

毎日の歯みがきだけでフッ化物の恩恵を受けることを可能になるのです。

世界保健機構(WHO)は、全ての人々にフッ化物配合歯磨剤の使用を推奨し、世界中にフッ化物を供給する重要な

システムであると述べています。

わが国を含め、多くの国で、フッ化物配合歯磨剤のシェアは90%に達しており、様々なフッ化物応用法の中で圧倒的に多数の

人々に利用されています。先進諸外国では、この30年間にむし歯の大きな減少を経験していますが、フッ化物配合歯磨剤の

普及が共通の要因であると評価されています。

わが国では、フッ化物配合歯磨剤は医薬部外品として位置づけられ、配合フッ化物は、フッ化ナトリウム、フッ化スズ、

モノフルオロリン酸ナトリウムの3種類が承認されており、いずれの場合もフッ化物濃度は1000ppm以下と規定されています。

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市販のフッ化物洗口剤について

現在、商品名ミラノールおよびオラブリスというフッ化物洗口剤が市販されています。

粉末状の製剤を水に溶解して使用するものです。ミラノールでは、黄色包装(水溶液でのフッ化物濃度250ppm)と

ピンク色包装(同450ppm)のものがあり、幼少時に使用するときは濃度の低い黄色包装の製剤を毎日寝る前に1回使用するように

します。オランブリスでは、一包が1.5g(フッ化物は165㎎)で300mlの水で溶かすと250ppm濃度、167mlに溶かすと450ppm

の洗口剤ができるようになっています。

水溶液となった洗口液は普通ですが、粉末状の製剤そのものはフッ化物濃度の関係から劇薬扱いとなってるので保管などについては

十分な注意が必要です。

また、厳密にはフッ化物洗口剤の範疇ではないのですが、商品名レノビーゴというセルフケアータイプの噴霧型フッ化物製剤が

発売され、かなり普及しているといいます。歯みがきをした後で直接歯面に噴霧するもので、フッ化物濃度は100ppmと低く、

数回の噴霧で前歯用液量は0.1ml、使用フッ化物量は0.01㎎程度であり、そのまま全量を飲み込んでもフッ素の過剰摂取に

ついての心配は全くいらないのです。歯みがきが十分できない幼小児やハンデキャップを持った人に使用するのに

適したアイデア製品であり、一般家庭で使用するのに向いています。

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