差し歯と冠の違い

差し歯というのは「歯間継続歯」のことで、歯根がほとんど残っていようと、半分のことっていようと

おかまいなしに、歯を水平切断して切株状態にして、残った歯根にポストという穴を掘り、

一本足のついた「継続歯」を差し込んで修復する方法です。

しかし、継ぎ目から二次齲蝕が起きやすかったり、歯根破折を起こしやすかったりするため、

現在ではほとんど使われない手法です。残っている歯質を有効に使って、支台築造という補強策をしてから、

その上に被せる形の冠の方が二次齲蝕や歯根破折も起こしにくく、歯質が残っている分だけ丈夫なので、

現在はこの形の治療が主流になっています。

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恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-1-10若葉西ビル3階

日比谷線恵比寿駅 4番出口より徒歩1分

JR恵比寿駅 西口より徒歩3分

東急東横線代官山駅 徒歩9分

土曜・日曜も診療

平日夜20時まで

1Fにauショップがございます。エレベーターで3Fまでお上り下さい。

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歯冠全体の修復

歯冠の崩壊が著しい時には、まず「支台築造」という前準備を行います。

支台築造には、歯根にポストという穴を掘り、型を取り金属を溶かし、型に流し込んで作製するメタルコアや、

グラスファイバーの棒にコンポジットレジンを絡めて製作するファイバーコアなどがあります。

メタルコアよりもファイバーコアの方が歯根破折を起こしにくいと言われています。

支台築造を歯根に接着させてから、支台築造と削って、かぶせるための型を取ります。

歯冠全体をかぶせると、被せ目のわずかな段差に歯垢が残りやすく、歯肉の炎症の原因になるため、

歯肉にとっては少々迷惑なものです。

しかし前歯のように、継ぎ目が見えては具合が悪い物は、やむを得ず継ぎ目を歯肉の中に隠すことになります。

全体を被せるものには、「白金加工」や「金パラジウム合金」や「銀合金」などの金属だけで

被せる「鋳造冠」が一般的です。

前歯のように外観に触れるところには、一度金属のシェルでおおってから歯冠色の陶材を焼き付けた

「金属焼付陶材冠(メタルボンド・クラウン)」や、金属のシェルに硬質のプラスチックを貼り付けた

「全層鋳造冠」、硬質のプラスチックだけで製作する「硬質レジン・ジャケット冠」、金属を使わずに

ジルコニアのシェルと陶材で製作する方法(オールセラミックス修復)などがあります。

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歯冠の部分的な修復

むし歯に罹るとエナメル質は崩れ、象牙質は感染して軟化してしまいます。

むし歯の治療というのは、この軟化した感染象牙質を削り取ってしまうことです。

取り残しをすればむし歯は引き続き進行してしまいます。

からだにできるできものならば切り取った後は時間がたてばひとりでに埋まってきますが、

歯は放っておいても自然治癒しませんので、何か人工的なもので塞がなければなりません。

セメント材の材料で穴を埋めて、穴の中で固まらせる方法と、穴の型をとって模型にして、

金属を鋳造して製作したものを、セメントでくっつける方法とがあります。

前者の方法に多く用いられるは「コンポジットレジン」です。

歯の色をしたプラスチックのようなものです。近年、改良が進んで安定感のある材料になりつつあります

それでもレジンの熱膨張が大きい事や、吸水性のあることが原因で、歯科医師の万全の信頼を得ているとは

言いにくい状況です。

後者の方法には「インレー」という詰め物があります。穴の型をとって、模型を作り、ワックスで作った

パターンを埋没して鋳造すると言った技巧操作が必要になり、2回以上の通院が必要になります。

歯冠の崩壊がもっと大きくなると、「部分被覆冠」を製作します。

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歯肉の下のむし歯

C3の段階で、歯髄を除去して歯冠の修復をしてあった歯が、キャラメルなどを食べていて修復物が

とれてしまう方もいらっしゃいます。痛みもないし、忙しかったりでそのままにしていると、

どんどんむし歯が進行してしまい、いざ治療をしようというときには、歯肉の下の方まで腐って

しまっていることになります。

通常、歯肉の下までむし歯が進行した歯は抜歯の適応症になります。歯冠の修復をあきらめなければ

なりません。無理やりに修復したとしても予後不良で、すぐに壊れてしまいます。

歯肉の下までむし歯になっていてもエックス線写真による診断で、長い歯根が残っている場合には

まわりの歯肉や歯槽骨を切除して歯根を露出させたり、矯正力を使って引っ張りだしたり、

外科的に引っ張り出したりという特殊な技術を用いて、歯根を歯肉の上まで出してから修復することもあります。

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