乳歯のむし歯の治療②

▼むし歯が歯の歯髄に及んでしまったら

乳歯では、むし歯が歯髄にまで進んでしまっても、乳歯の下で育っている永久歯との交換を

スムーズにするために歯髄を少しでも残すような治療方法を選択します。

▼歯髄を残せる場合

歯髄の炎症が一部分で、歯の根の歯髄まで進行していない場合には、炎症を起こしている歯髄(歯冠部歯髄)だけを

切り取りその部位に薬剤を置いて、薬剤の下に新しく硬い組織(庇蓋硬組織)が新生されて、歯の根の部分の歯髄を

健康なまま残すような治療を行います。

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恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-1-10若葉西ビル3階

☎03-5489-5557

日比谷線恵比寿駅 4番出口より徒歩1分

JR恵比寿駅 西口より徒歩3分

東急東横線代官山駅 徒歩9分

土曜・日曜も診療

平日夜20時まで

各種保険適用

1Fにauショップがございます。エレベーターで3Fまでお上り下さい。

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乳歯のむし歯の治療①

▼むし歯が歯の硬組織(エナメル質、象牙質)にとどまっている場合

むし歯が、歯の硬組織である表層のエナメル質やその内側の象牙質に少し入り込んだ程度の場合は、

むし歯に感染した部分を削除して、歯髄を保護する薬を付け、その上を一般的には歯科用レジン(樹脂)で埋めます。

むし歯は、エナメル質の表層は小さいのに、その内側の象牙質では大きく広がっている場合が多く見られます。

そのような場合には、外見は小さいむし歯でもむし歯の除菌量が多くなり、むし歯を取り除いた後の穴が

小さなむし歯の割に大きな穴になることもしばしばです。

歯科用樹脂は歯との接着性が良い材料のため、歯を削除する量が少なくて治療をすることができます。

むし歯が硬組織にとどまっていても、あちこちの歯の面に広くある場合や全体に溶けるように進んでいる場合は、

歯の全体を覆う既成の乳歯用の金属冠やレジン冠が適用される場合もあります。

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乳歯のむし歯の症状

▼進行状態、症状

乳歯のむし歯は、永久歯のむし歯と進み具合も症状もことなります。

永久歯のむし歯の進行とその症状は、初期には歯に違和感を感じる事や、冷たい物がしみるなどの症状を

感じて早くむし歯に気付きます。

しかし、乳歯の場合は進行が急激で、症状をあまり訴えないうちに大きな穴があいて、

歯髄にまで進行している場合もしばしばです。

歯髄にまで進行すると、そこに炎症を起こし痛みが出ます。やがて、歯髄は死に、細菌によって腐敗してしまいます。

さらに進むと、歯の根の先の孔(根尖孔)から外に出て、歯が植わっている歯の周りの組織(歯根膜、歯槽骨)に

炎症を起こし、頬が腫れたりします。

歯が浮いた感じになり、腫れや痛みは一時的に治まることもありますが、歯の周囲の骨(歯槽骨)は

炎症によって吸収され、歯の根の先や周囲に膿がたまります。

この状態が続くと、時には細菌が身体の他の場所に運ばれ、腎臓病、心内膜炎、関節炎などの感染症を

引き起こすこともあります。

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乳歯のむし歯

▼原因

むし歯は、いくつかの要因が重なることで生じる病気です。

その要因は四つに分けると理解が容易です。

①歯の質、②細菌(S・ミュータンス菌などのむし歯菌)③食物(砂糖などの糖)に④時間を加えた4つです。

この4つが重なったときに、むし歯が発生します。

口の中には多くの種類の細菌が常に住んでいますが、その中で砂糖からグルカンという水に溶けない

ネバネバした物質を作り、歯の表面にしっかり付きます。

そこに他の細菌も引き込んで、細菌の塊(歯垢・プラーク)を形成します。

この歯根の中の細菌が、砂糖や他の糖を分解して酸を作りだします。

歯の表面のエナメル質は、酸で溶け出したり、溶けだした部分を元に戻したりを繰り返していますが、

ある程度以上の酸に一定時間以上さらされると溶けだした部分を戻せなくなり、それが続くとエナメル質に

穴が開きます。

そしてむし歯の進行は、硬いエナメル質から象牙質、歯髄へと感染を広げていきます。これがむし歯です。

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歯の痛み

むし歯(齲蝕)は進み具合によって、「水がしみる」、「甘い物を食べると痛い」、などと

訴えることはありますが、幼児では訴えないことも多く、大人ほど訴える症状が明確ではありません。

また、幼児は痛みや違和感を感じ始めても、親に知らせないこともしばしばです。

そこで幼児が歯の痛みを頻繁に訴えるときには、むし歯はかなり進行した状態にあることが予測されます。

▼痛がる場面

食事やおやつを食べているときに、歯を刺激するような冷たいもの、温かいもの、甘い物を食べて痛がることが

あります。食べた後にすぐ痛みが治まるようでしたら、歯の神経(歯髄)や血管などの炎症は一部分に留まっていると

推測しますが就寝時や夜間に痛みを訴え、それが持続するような場合には、むし歯はかなり進行していて

歯髄の炎症も全体に広がってしまっています。

▼どの程度の痛み

歯の痛みの多くはむし歯が原因で生じますが、痛みが一時的な場合は、軽度のむし歯と思われます。

しかし、一定の時間をおいてたびたび起こる痛みや、痛みが持続している場合には、むし歯がかなり進行していることが

予測されます。

ズキン、ズキンと感じる痛みを訴えたり、痛みで転げまわるような場合には、むし歯が歯髄にまで感染を

及ぼして、歯髄が腐敗して歯の根の先に膿が溜まっている場合もあります。

激しい痛みは、膿やガスによって高圧になるために起こります。

頬が腫れてしまうこともあります。

▼歯が痛い時の治療

幼児が自分の指を口に入れることが急に増えたり、違和感や痛みを少しでも訴えるようなら、できるだけ

早く適切な治療を受けることが必要です。治療は、むし歯の進行によって異なりますが、歯の歯髄(神経)が生きているか

死んでしまっているかによって変わってきます。

歯髄が生きている場合には、むし歯になっている部分を除去し、歯髄をそのままにして鎮静作用のある薬を詰めています。

歯髄が生きていても感染している場合には、感染や炎症の範囲によって歯髄の一部や全部をとって薬に置き換えます。

歯髄が真で腐っている場合には、歯に穴をあけて歯の根(歯根)の治療をします。

死んだ歯髄にたまった膿や血液やガスが排出されて、痛みは治まります。

治療には、通常は数回の通院が必要です。

痛みが治まったまま放置すると、詰めた薬がとれて痛みが再び出て、より重症になります。

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