むし歯(齲蝕)は進み具合によって、「水がしみる」、「甘い物を食べると痛い」、などと
訴えることはありますが、幼児では訴えないことも多く、大人ほど訴える症状が明確ではありません。
また、幼児は痛みや違和感を感じ始めても、親に知らせないこともしばしばです。
そこで幼児が歯の痛みを頻繁に訴えるときには、むし歯はかなり進行した状態にあることが予測されます。
▼痛がる場面
食事やおやつを食べているときに、歯を刺激するような冷たいもの、温かいもの、甘い物を食べて痛がることが
あります。食べた後にすぐ痛みが治まるようでしたら、歯の神経(歯髄)や血管などの炎症は一部分に留まっていると
推測しますが就寝時や夜間に痛みを訴え、それが持続するような場合には、むし歯はかなり進行していて
歯髄の炎症も全体に広がってしまっています。
▼どの程度の痛み
歯の痛みの多くはむし歯が原因で生じますが、痛みが一時的な場合は、軽度のむし歯と思われます。
しかし、一定の時間をおいてたびたび起こる痛みや、痛みが持続している場合には、むし歯がかなり進行していることが
予測されます。
ズキン、ズキンと感じる痛みを訴えたり、痛みで転げまわるような場合には、むし歯が歯髄にまで感染を
及ぼして、歯髄が腐敗して歯の根の先に膿が溜まっている場合もあります。
激しい痛みは、膿やガスによって高圧になるために起こります。
頬が腫れてしまうこともあります。
▼歯が痛い時の治療
幼児が自分の指を口に入れることが急に増えたり、違和感や痛みを少しでも訴えるようなら、できるだけ
早く適切な治療を受けることが必要です。治療は、むし歯の進行によって異なりますが、歯の歯髄(神経)が生きているか
死んでしまっているかによって変わってきます。
歯髄が生きている場合には、むし歯になっている部分を除去し、歯髄をそのままにして鎮静作用のある薬を詰めています。
歯髄が生きていても感染している場合には、感染や炎症の範囲によって歯髄の一部や全部をとって薬に置き換えます。
歯髄が真で腐っている場合には、歯に穴をあけて歯の根(歯根)の治療をします。
死んだ歯髄にたまった膿や血液やガスが排出されて、痛みは治まります。
治療には、通常は数回の通院が必要です。
痛みが治まったまま放置すると、詰めた薬がとれて痛みが再び出て、より重症になります。
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