朝起きた直後あるいは夕方から夜にかけて、口を大きく開けると耳の穴の前方部に
痛みを感じるようであれば、それはあご(顎)の関節の痛みの可能性があります。
痛みに合わせて口を開ける際に、その部分にガクッとした感じや、頬やこめかみの付近の筋肉痛を
自覚することもあります。口を開けるときに痛む(開口時痛)、口が開きにく(開口障害)、開くときに音がする
(関節雑音)、これらの症状を認めた場合は顎関節症の可能性があります。
開けるときの痛みは朝起きた直後、あるいは夕方から夜にかけて強く感じることが多く、
寝ている時の歯ぎしりや食べるときの噛み癖などで、顎の関節に負担が多くかかっていることが
直接的な原因です。これらの、ストレス・歯並び・かみ合わせなどの要因が、間接的に助長します。
14~17歳頃は顎関節の成長期にあたり、同様の症状を認めることがありますが、多くの場合は成長が終わるにつれて
消退します。成人でこのような症状を自覚した場合には、注意が必要です。
顎の関節は口を開く時は回転しながら前方にずれていきます。この動きをスムーズに行うための役目をしているのが
関節円板と言われる組織で、これが圧迫されたりずれたりすることで、先の3つの症状が発生します。
顎関節症が進行すると、この円板が前方に落ち込んで口がほとんど開かなくなったり、
穴があいて強い痛みを感じることがあります。さらに進むと、関節の骨の形に変形をきたすこともあります。
高齢の方で入れ歯(義歯)を使っている方は、より症状が強く出ることもあります。
このような症状があったら、痛みを我慢して口を大きく開けることはせず、口を開くのは痛くない範囲に
とどめて、なるべく安静にする必要があります。
鎮痛薬や湿布薬で痛みを軽減することもありますが、一時的なものにとどまります。
顎関節症の診断には、症状の他にエックス写真やMRIなどによる検査が必要になります。
治療は病状やかみ合わせの状態によって方法が異なって来るので、顎の関節に継続して痛みを感じるのであれば、
歯科医院の診察を受けましょう。
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