歯冠の崩壊が著しい時には、まず「支台築造」という前準備を行います。
支台築造には、歯根にポストという穴を掘り、型を取り金属を溶かし、型に流し込んで作製するメタルコアや、
グラスファイバーの棒にコンポジットレジンを絡めて製作するファイバーコアなどがあります。
メタルコアよりもファイバーコアの方が歯根破折を起こしにくいと言われています。
支台築造を歯根に接着させてから、支台築造と削って、かぶせるための型を取ります。
歯冠全体をかぶせると、被せ目のわずかな段差に歯垢が残りやすく、歯肉の炎症の原因になるため、
歯肉にとっては少々迷惑なものです。
しかし前歯のように、継ぎ目が見えては具合が悪い物は、やむを得ず継ぎ目を歯肉の中に隠すことになります。
全体を被せるものには、「白金加工」や「金パラジウム合金」や「銀合金」などの金属だけで
被せる「鋳造冠」が一般的です。
前歯のように外観に触れるところには、一度金属のシェルでおおってから歯冠色の陶材を焼き付けた
「金属焼付陶材冠(メタルボンド・クラウン)」や、金属のシェルに硬質のプラスチックを貼り付けた
「全層鋳造冠」、硬質のプラスチックだけで製作する「硬質レジン・ジャケット冠」、金属を使わずに
ジルコニアのシェルと陶材で製作する方法(オールセラミックス修復)などがあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
恵比寿歯科クリニック(一般歯科・矯正歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント)
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-1-10若葉西ビル3階
日比谷線恵比寿駅 4番出口より徒歩1分
JR恵比寿駅 西口より徒歩3分
東急東横線代官山駅 徒歩9分
土曜・日曜も診療
平日夜20時まで
1Fにauショップがございます。エレベーターで3Fまでお上り下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・